団体概要

◆サンタピアップとは?

タイとカンボジアの国境の街ポイペト郊外の村で貧困などの問題を抱える子どもたちや、村の人たちの自立支援を行っています。

貧困問題に直面している人たちに、一方的にお金やモノを与えるのではなく、技術を習得していただき、自らお金やモノ、仕事を生み出す力をつけていただくことを目標に活動しています。

 

◆サンタピアップでは

サンタピアップでは、村の人の自立支援・職業訓練の一環として、小物の製作をしています。そのひとつが「クサエダイ」です。クサエダイとはカンボジア語で「手のひも」。つまりブレスレット・ミサンガです。他にもネックレスやキーホルダーなどを製作しています。

売上金は全て、製作者のお給料や自立支援・職業訓練の運営費に充てさせていただいています。

作りては村の中でも特に貧困家庭の子どもや、親を亡くした子どもです。

サンタピアップでは、貧困の連鎖から抜け出すためには何よりも教育が不可欠だと信じて活動しています。
でも、家計を助けるために外に働きに出、学ぶことをあきらめざるを得ない子どもたちがいます。
貧困ゆえに学校に行くことを後ろめたく感じている子どもたちがいます。
サンタピアップでは、親の経済状況や環境に左右されず、子どもたちが当たり前の権利として学校に通い学び続けられるようにお手伝いをしています。
具体的には子どもたちやその保護者と「学校をやめない(辞めさせない)」ことを約束してもらい、学業の空き時間に子どもたち自身でアクセサリーを作ってもらい、それらを販売し得た収入を渡すことで安定して学校に通い続けられるような仕組みを作っています。
素敵なものを作れた時、そしてそれを喜んでくれる人がいること、応援してくれる人が世界中にいること、これらは子どもたちの心を育てることにもつながると思っています。
小さい団体ですので、たくさんのことも大きなインパクトのあることもできません。
私たちは何よりも、「子どもたちが楽しく学校に通い続けられること」を大切に、これからも活動を続けていきたいと思います。

概要

 

名称

特定非営利活動法人サンタピアップ

設立年月日

2006年3月より活動開始(2013年法人化)

代表

古川沙樹

本部

奈良県磯城郡

事業対象分野

  • 国際協力の活動
  • 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
  • 社会教育の推進を図る活動
  • 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
  • 子どもの健全育成を図る活動
  • 災害救援活動

主な活動地域

カンボジア王国・日本国

主な事業

カンボジアにおける孤児・貧困家庭などに対する生活支援事業
カンボジアの人々に対する自立支援を目的とした職業訓練事業
カンボジアにおける災害時や緊急時の緊急支援事業
カンボジア・日本間の相互訪問による、一般市民のための研修交流事業
日本国在住の一般市民に対する、カンボジアに対するセミナー、講演会などの社会教育事業
ボランティア、国際協力支援を始める人たちへの相談支援事業
チャリティーイベントの開催
カンボジアの手工芸品などの販売
飲食事業
ニュースレターの発行、ウェブサイトの作成・更新等広報事業

団体の目的

この法人は、カンボジアの人々に対して生活支援や職業訓練の場の提供等に関する事業を行うと共に、国内外で活動するボランティアやNGO活動団体に対して、活動支援に関する事業を行い、困難な状況にある人たちの人権を守り、共に生きていく社会作り、日本及びカンボジア両国の相互理解、友好、親善に寄与することを目的とする。

設立の経緯

2003年末、設立メンバーの一人が、カンボジア・ポイペト地域で活動するNGOのスタディーツアーに参加。2年3ヵ月後に、もう一人の設立メンバーを誘い、再び同NGOのスタディーツアーに参加する。貧しい中にも、心豊かに暮らす人々の生活を目の当たりにし、自分達にできるお手伝いはないかと、NGO施設に住んでいた孤児たちのミサンガの販売を開始。徐々に仲間を増やしていき、様々なイベントに参加。2009年ごろより、活動団体名を「サンタピアップ」とし、設立メンバーの一人が生活拠点をカンボジアはポイペトに移し、日本とカンボジアに活動拠点ができる。2013年NPO法人化、現在に至る。

構成団体

理事・運営委員・正会員・賛助会員・団体会員・監事

発行物

ニュースレター(不定期)

理事

古川沙樹・中尾将也・西田幸樹・吉田真希子

監事

田仲由佳